シャーロック・ホームズといえば今では名探偵の代名詞です。作者のアーサー・コナン・ドイルもシャーロック・ホームズによって世界中から大ミステリー作家として知られていることでしょう。さて、今回紹介していくのはそんなシャーロック・ホームズの第二章、『四つの署名』です。
今回底本とするのは『英語原文で味わうSherlock Holmes2 四つの署名/The Sign of the Four 』です。日本語訳版でも良いのですが、やはり英語原文でなければ感じ取るのが難しいエスプリというものがあるのではないか?と思い、今回は英語原文のものを読むことにしました。
英語はそこそこ程度に読めるものの、やはり元がミステリーという難しい基質のものですから、全部をすんなり読めるとまではいきませんでした。それでも、日本語訳版ではわからないような表現の機微というものを感じる取ることが出来たかと思います。長編ということもあり、読むのにはかなり時間がかかりましたが、その分だけ得られるものも多かったのがこの作品です。
ミステリーなので勿論内容についてはあまり詳しく触れることは出来ませんが、ホームズの下にひとりの女性が訪れる。その女性の相談から始まる数奇な殺人事件。死体の傍に残された四つの署名の謎。犬を使って追跡を試みるも、川岸から臭いが途絶えてしまい犯人の行方は判らなかったといった感じです。
シャーロック・ホームズが何故これほど世界中で愛されているのか知るのには十分な一冊です。
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