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野間文芸新人賞

受賞作一覧(野間文芸奨励賞)

第1回(1941年)

受賞作:笹本寅『会津士魂』、桜田常久『従軍タイピスト』、赤川武助『僕の戦場日記』

第2回(1942年)

受賞作:山岡荘八『海底戦記』『潜艦同乗記』、棟田博『台児荘』、浜田廣介『龍の目の涙』

第3回(1943年)

受賞作:大林清『庄内士族』他2作、望月茂『佐久良東雄』、須川邦彦『無人島に生きる十六人』

第4回(1944年)

受賞作:檀一雄『天明』、山手樹一郎『獄中記』他2作、権藤実『兵営の記録』

第5回(1946年)

受賞作:北條誠『寒菊』『一年』、船山馨『笛』『塔』、太田黒克彦『小ぶなものがたり』

受賞作一覧(野間文芸新人賞)

第1回から第10回

第1回(1979年)

受賞作:津島佑子『光の領分』
候補作:中村昌義『陸橋からの眺め』、増田みず子『ふたつの春』、青野聰『愚者の夜』、村上春樹『風の歌を聴け』、森瑤子『情事』、立松和平「村雨」

第2回(1980年)

受賞作:立松和平『遠雷』
候補作:宮内勝典『グリニッジの光りを離れて』、村上春樹『1973年のピンボール』、冥王まさ子『ある女のグリンプス』、青野聰『試みのユダヤ・コムプレックス』

第3回(1981年)

受賞作:村上龍『コインロッカー・ベイビーズ』、宮内勝典『金色の象』
候補作:増田みず子、中沢けい

第4回(1982年)

受賞作:村上春樹『羊をめぐる冒険』
候補作:中沢けい『女ともだち』、増田みず子『麦笛』、青野聰、冥王まさ子『雪むかえ』

第5回(1983年)

受賞作:尾辻克彦『雪野』
候補作:中沢けい『ひとりでいるよ一羽の鳥が』、李良枝『かずきめ』、小檜山博『荒海』、干刈あがた「ウホッホ探険隊」、佐藤泰志「黄金の服」

第6回(1984年)

受賞作:青野聰『女からの声』、島田雅彦『夢遊王国のための音楽』
候補作:干刈あがた『ビッグ・フットの大きな靴』、高樹のぶ子、他1作

第7回(1985年)

受賞作:中沢けい『水平線上にて』、増田みず子『自由時間』
候補作:干刈あがた『ワンルーム』、桐山襲『風のクロニクル』、他1作

第8回(1986年)

受賞作:岩阪恵子『ミモザの林を』、干刈あがた『しずかにわたすこがねのゆびわ』
候補作:小檜山博『雪嵐』、小林恭二『小説伝・純愛伝』、山田詠美『ベッドタイムアイズ』、他1作

第9回(1987年)

受賞作:新井満『ヴェクサシオン』
候補作:朝稲日出夫『シュージの放浪』、リービ英雄「星条旗の聞こえない部屋」、小林恭二『ゼウスガーデン衰亡史』、他1作

第10回(1988年)

受賞作:吉目木晴彦『ルイジアナ杭打ち』
候補作:夫馬基彦『紅葉の秋の』、吉本ばなな『うたかた/サンクチュアリ』、いとうせいこう『ノーライフ・キング』、高瀬千図『天の曳航』

第11回から第20回

第11回(1989年)

受賞作:伊井直行『さして重要でない一日』
候補作:竹野雅人『純愛映画/山田さん日記』、佐藤泰志『そこのみにて光輝く』、池澤夏樹『真昼のプリニウス』、吉本ばなな、山川健一

第12回(1990年)

受賞作:佐伯一麦『ショート・サーキット』
候補作:鷺沢萠『帰れぬ人びと』、盛田隆二『ストリート・チルドレン』、松本侑子『偽りのマリリン・モンロー』、佐藤健志『チングー・韓国の友人』、小川洋子『冷めない紅茶』、保坂和志『プレーンソング』

第13回(1991年)

受賞作:笙野頼子『なにもしてない』
候補作:荻野アンナ『ブリューゲル、飛んだ』、小林恭二『荒野論』、原田宗典『あるべき場所』、夫馬基彦『風の塔』

第14回(1992年)

受賞作:リービ英雄『星条旗の聞こえない部屋』
候補作:大岡玲『ヒ・ノ・マ・ル』、奥泉光『蛇を殺す夜』、佐藤洋二郎『河口へ』、多和田葉子『三人関係』、久間十義『ヤポニカ・タペストリー』

第15回(1993年)

受賞作:奥泉光『ノヴァーリスの引用』、保坂和志『草の上の朝食』
候補作:角田光代『ピンク・バス』、鷺沢萠『ハング・ルース』、佐藤洋二郎『前へ、進め』、谷村志穂『眠らない瞳』

第16回(1994年)

受賞作:竹野雅人『私の自叙伝前篇』
候補作:伊達一行『妖言集』、別唐晶司『メタリック』、石黒達昌『平成3年5月2日……』、藤沢周『死亡遊戯』

第17回(1995年)

受賞作:佐藤洋二郎『夏至祭』、水村美苗『私小説 from left to right』
候補作:阿部和重『ABC戦争』、藤沢周『SATORI』

第18回(1996年)

受賞作:角田光代『まどろむ夜のUFO』、柳美里『フルハウス』
候補作:魚住陽子『動く箱』、藤沢周『ソロ』、藤野千夜『少年と少女のポルカ』

第19回(1997年)

受賞作:町田康『くっすん大黒』
候補作:赤坂真理『蝶の皮膚の下』、阿部和重『インディヴィジュアル・プロジェクション』、下井葉子『うみ』、藤沢周『サイゴン・ピックアップ』、松浦寿輝『もののたはむれ』

第20回(1998年)

受賞作:藤野千夜『おしゃべり怪談』
候補作:岡崎祥久『秒速10センチの越冬』、清水博子『街の座標』、茅野裕城子『大陸游民』、中山可穂『サグラダ・ファミリア』

第21回から第30回

第21回(1999年)

受賞作:阿部和重『無情の世界』、伊藤比呂美『ラニーニャ』
候補作:赤坂真理『ヴァイブレータ』、黒川創『若冲の目』、清水博子『ドゥードゥル』、堂垣園江『ゼラブカからの招待状』、若合春侑『脳病院へまゐります。』

第22回(2000年)

受賞作:赤坂真理『ミューズ』、岡崎祥久『楽天屋』
候補作:楠見朋彦『マルコ・ポーロと私』、田口ランディ『コンセント』、中山可穂『感情教育』、ピスケン『バースト デイズ』

第23回(2001年)

受賞作:堂垣園江『ベラクルス』、清水博子『処方箋』
候補作:佐川光晴『ジャムの空壜』、篠原一『アイリーン』、鈴木清剛『消滅飛行機雲』、吉田修一『熱帯魚』

第24回(2002年)

受賞作:佐川光晴『縮んだ愛』、若合春侑『海馬の助走』
候補作:有吉玉青『キャベツの新生活』、夏石鈴子『家内安全』、星野智幸『毒身温泉』、湯本香樹実『西日の町』

第25回(2003年)

受賞作:島本理生『リトル・バイ・リトル』(最年少受賞)、星野智幸『ファンタジスタ』
候補作:中島京子『FUTON』、中村航『夏休み』、舞城王太郎『山ん中の獅見朋成雄』、綿矢りさ『蹴りたい背中』

第26回(2004年)

受賞作:中村航『ぐるぐるまわるすべり台』、中村文則『遮光』
候補作:小池昌代『感光生活』、鈴木清剛『バンビの剥製』、舞城王太郎『好き好き大好き超愛してる』

第27回(2005年)

受賞作:青木淳悟『四十日と四十夜のメルヘン』、平田俊子『二人乗り』
候補作:青山真治『ホテル・クロニクルズ』、絲山秋子『逃亡くそたわけ』、佐藤友哉『子供たち怒る怒る怒る』、前田司郎「愛でもない青春でもない旅立たない」

第28回(2006年)

受賞作:中原昌也『名もなき孤児たちの墓』
候補作:小野正嗣『森のはずれで』、小池昌代『ルーガ』、前田司郎『恋愛の解体と北区の滅亡』、宮崎誉子『少女@ロボット』、山崎ナオコーラ『浮世でランチ』

第29回(2007年)

受賞作:鹿島田真希『ピカルディーの三度』、西村賢太『暗渠の宿』
候補作:いしいしんじ『みずうみ』、川上未映子『わたくし率 イン 歯ー、または世界』、佐藤友哉『灰色のダイエットコカコーラ』

第30回(2008年)

受賞作:津村記久子『ミュージック・ブレス・ユー!!』
候補作:小野正嗣『マイクロバス』、蜂飼耳『紅水晶』、前田司郎『誰かが手を、握っているような気がしてならない』、山崎ナオコーラ『論理と感性は相反しない』

第31回から

第31回(2009年)

受賞作:村田沙耶香『ギンイロノウタ』
候補作:戌井昭人『まずいスープ』、柴崎友香『ドリーマーズ』、田中慎弥『犬と鴉』、本谷有希子『あの子の考えることは変』、山崎ナオコーラ『男と点と線』

第32回(2010年)

受賞作:円城塔『烏有此譚』、柴崎友香『寝ても覚めても』
候補作:川崎徹『猫の水につかるカエル』、窪美澄『ふがいない僕は空を見た』、小池昌代『わたしたちはまだ、その場所を知らない』、田中慎弥『実験』

第33回(2011年)

受賞作:本谷有希子『ぬるい毒』
候補作:戌井昭人『ぴんぞろ』、大森兄弟『まことの人びと』、海猫沢めろん『愛についての感じ』、羽田圭介『ワタクシハ』

第34回(2012年)

受賞作:日和聡子『螺法四千年記』、山下澄人『緑のさる』
候補作:石田千『きなりの雲』、藤野可織『パトロネ』、松家仁之『火山のふもとで』

第35回(2013年)

受賞作:いとうせいこう『想像ラジオ』
候補作:小野正嗣『獅子渡り鼻』、木村紅美『夜の隅のアトリエ』、福永信『三姉妹とその友達』、松田青子『スタッキング可能』、山崎ナオコーラ『昼田とハッコウ』

第36回(2014年)

受賞作:松波太郎『LIFE』
候補作:淺川継太『ある日の結婚』、戌井昭人『どろにやいと』、木村友祐『聖地Cs』、滝口悠生『寝相』、羽田圭介『メタモルフォシス』