一般社団法人日本電子出版協会(JEPA)は12月18日、「電子出版アワード 2015」の発表を行った。
今年で9回目となる同アワードは、日本の電子書籍の育成や普及を目的に実施されている。選考委員会がノミネートした5部門33作品の中から、一般やJEPA会員企業が投票を行い、各賞が選考された。
大賞、およびエキサイティングツール賞を受賞したのは、株式会社ビブリオスタイルのサービス「Vivliostyle」。これはウェブテクノロジーのHTMLとCSSで組版を行い、紙用コンテンツと電子コンテンツを同時に作成できるツール。また電子出版のインフラとして期待されるサービスを表彰するデジタルインフラ賞には、株式会社インプレスR&Dの「POD流通サービス」が選ばれた。同サービスは、デジタルコンテンツを1部単位で印刷・製本できるPOD出版の流通業務を代行するもの。PODはオンラインストアやリアル書店に普及し始めている。
以下、受賞作品・サービス/企業一覧
■デジタル・インフラ賞 「POD流通サービス」 インプレスR&D
■スーパー・コンテンツ賞 「火花」 文藝春秋
■エクセレント・サービス賞 「ヤマタイム」 山と渓谷社
■チャレンジ・マインド賞 「旅色など」 ブランジスタ
■エキサイティング・ツール賞 「Vivliostyle」 ビブリオスタイル
■ 大賞 「Vivliostyle」
引用元:JEPA|一般社団法人日本電子出版協会 第9回 JEPA電子出版アワード