米国の電子書籍ニュースサイト「Digital Book World」によると、アメリカインディアナ州のインディアナ大学は、2012年から始まった電子教科書の導入プロジェクトにより大学生徒の教科書代費用およそ800万ドル(約9.6億円)の削減に成功したことを発表した。生徒は35ドルでモバイルから教科書を閲覧することができ、さらにテキストにハイライトなどをすることもできるという。
日本では教科書類の電子化は非常に遅れている。文部科学省によると、現在小中高で使っている教科書を将来的にデジタル化する方向で調整にはいっているが、結論がでるのが早くて2016年度中、実際に生徒の手に渡るのは2020年度になるだろうという。
教科書類を電子化することには賛否両論あるが、アメリカの事例を参考にして積極的にすすめてもらいたいと思う。
Digital Book World
http://www.digitalbookworld.com/2015/students-at-iu-save-8-million-with-digital-textbooks/