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電子書籍アプリ利用率、男女ともに「Kindle」がTOPに

電子書籍アプリ利用率、男女ともに「Kindle」がTOPに

2016年3月14日

MMD研究所(MMDLabo)は11日、「2016年電子書籍に関する利用実態調査」の結果を公開した。
調査期間は2月29日~3月2日、電子書籍を現在利用している20歳~59歳の男女442人(男性269人、女性173人)を対象にインターネットによる調査を行った。

調査によると、使用している電子書籍ストアを聞いたところ、男女ともに上位3位までは「Kindle」「楽天kobo」「iBooks」と、現在日本の電子書籍市場の上位を占める書店がランクインするという共通した結果となった。
4位以降のランキングは、男性は、ソニーが運営するビジネス書に強いとされる「Reader Store」がランクイン、以降「honto」、マンガ中心の「eBookJapan」と続いた。一方女性は4位に「LINE マンガ」、5位にはCMが放送されている「Renta!」、6位には大人向け女性コミックに強いとされる「Yahoo!ブックストア」がランクインした。

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MMD研究所(MMDLabo)より

 

電子書籍ストアを利用している理由は、最多回答が「電子書籍の数が豊富だから」の48.0%、次いで「ポイントや割引など特典がお得だから」が35.1%、「無料で読める書籍が豊富だから」が34.4%という結果となった。

現在の日本の電子書籍市場シェアの多くを占めるKindleが日本に上陸してから3年半が経とうとしている中、やはりkindle強さが目立ち、今回の調査結果は予想通りといった感じだろうか。

3年前に比べると電子書籍がより世間に普及した様に筆者は感じる。本は紙じゃないと嫌だと言っていた人が電子書籍を好んで読んでいる姿を見たりもする。

一方、事業者にとっては群雄割拠の状態で相次いで電子書籍ストアの閉鎖が報じられている。
マンガ無料読み放題のアプリや電子書籍の定額読み放題サービスが台頭する中、今後の各社の戦略に注目していきたい。

「2016年電子書籍に関する利用実態調査」

https://mmdlabo.jp/investigation/detail_1534.html