調査会社ICT総研は15日、電子書籍市場に関する調査結果を発表した。
最も利用率が高かったのは、6・6%の楽天コボ電子書籍ストアだった。アマゾンのキンドルストアが6・5%で続いた。
インターネットで、昨年10月から1年間の利用状況をアンケート(回答4409人)した。約2割の1027人が電子書籍ストアを利用したことがあると回答した。
※引用 ITmedia eBook USER
http://ebook.itmedia.co.jp/ebook/articles/1410/15/news109.html
調査会社ICT総研が電子書籍に関する調査を発表した。調査内容によると電子書籍ストア別の利用率で楽天koboがAmazon kindleを上回り6,6%という結果が出た。
同社が2013年に行った調査によると今回の調査と同様「楽天kobo」が2.5%で最も高い利用率で、「Kindleストア」は2.1%で2位だった。
2013年からの1年間で電子書籍の利用率が上がり、さらに両社の差が縮まったという結果になっている。
ICT総研 2014年度 電子書籍コンテンツ市場動向調査
今回の調査では調査対象の年齢層の割合など細かい統計データは公開されていないので、断定的なことは言えないが、10代後半~20代の若年層、特にコミックをメインの読み物にしているユーザー層がいることを考慮するともう少し違ったデータがでてくるのではないだろうか。
さらに電子書籍ストア別の満足度ランキングも発表されており、eBookJapanが76.1ポイントで1位に、2位~4位はLINEマンガ、BookLive!、BOOK☆WALKERとなっている。
利用率の最も高い楽天koboは71.8ポイントで7位に位置しており、さらに最大手とされているAmazon kindleが71.5ポイントで8位という結果になっているのも興味深いところでもある。
こういった結果を見ても分かる通り、電子書籍業界全体としての売り上げは、2014年度は1,160億円(2011年度比1.7倍)、2017年度には2,000億円(同3倍)に達すると予測されており、市場は今後も加速的に拡大していくとみられている。