文部科学省の委託で浜銀総合研究所がまとめた調査結果によると、電子書籍で読書をする高校生の割合は学校のある日で15.8%、休みの日で16.8%で電子書籍の浸透はまだ一部であることが分かった。ただ、電子書籍を読み始めた生徒の約3割が「読書量が増えた」と回答した。
同調査は、昨年11月に調査し、高校生約4700人が回答した。
高校生が感じる電子書籍の良い面は「いつでもどこでも読める」(43.3%)、「持ち運びが楽で便利」(42.8%)、「すぐに本が手に入る」(37.7%)など。悪い面は「目が疲れる」(38.4%)、「読みづらい」(27.4%)などだった。
若い世代への浸透が低い電子書籍。一方で、読書への関心を高めるきっかけになっている可能性もある。若い世代へのアプローチによって市場も変化していくのではないだろうか。
引用元:http://www.nikkei.com/article/DGKKZO91913990Y5A910C1CK8000/