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#1009 何もしていない、ように。

あなたのアシストが好き。
今日は、鍋の会。
ふだん、あなたは鍋奉行をする。
この日は、鍋奉行の座長がいた。
そういう時は、さっと譲る。
こちらのテーブルの鍋は、すみやかに進んだ。
鍋は、冒頭が、混乱する。
テーブルの上に、食材があふれる。
作戦の方針が立たないと、大混乱になる。
大混乱になるリスクのある冒頭を、とどこおりなく通り過ぎた。
あなたは、鍋奉行がしていない作業を、手伝っている。
あなたがしていることは、鍋奉行が指示をしたわけではない。
あなたが、見つけたこと。
これが、難しい。
鍋奉行をすることは、ある意味、簡単。
自分は何もしないで、してもらうことも簡単。
その間が、難しい。
鍋奉行がしていないけど、必要な事をする。
他の人がしていることを、手伝う人は多い。
その多くは、手伝いより、邪魔になる。
手伝えることがあったら、言ってくださいと言う人も多い。
そういう人は、いざ頼むと、できない。
できる人は、頼まれなくても、できる。
鍋は、サッカー。
阿吽の呼吸がいる。
あなたは、鍋奉行ができるから、鍋奉行の気持ちがわかる。
ふだん、仕事でいることも、全く同じ。
鍋奉行は、忙しい。
自分が味わうヒマがないくらい忙しい。
言葉が、減る。
無言の言葉を感じることを、あなたはしている。
隣のテーブルは。
冒頭の混乱から、大混乱になってしまっている。
隣のテーブルが、失敗したのではない。
何事もなかったかのように見せるのが、あなたのアシスト。



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