#1018 悠々と現れ、裏動線に。
あなたの裏動線が好き。
あなたと、ホテルのロビーで待ち合わせ。
15階のレストランでランチ。
ついでに、いろいろ見たいので、早めに着いた。
チェックアウトの時間帯で、ロビーは賑わっている。
ザワザワしている。
そんな中。
悠然と歩く人がいた。
大勢の人がいる向こう側にいるので、誰だかわからない。
だけど。
明らかに、悠然と歩いている。
一人だけ。
あなたに、違いない。
こんな場面は、007映画で、見たことがある。
カジノルームの中に、ボンドが現れる。
悠然と。
距離は、離れている。
だけど、目立つ。
ボンドガールは、それに気づく。
周りが、雑然としているので、二人だけが、目立つ。
あなたは、近づいてくる。
モーゼが海を分けるように、人の波が割れていく。
そして、アイコンタクト。
私は、エレベーターの方に、向かおうとした。
あなたの腕が、別の方向へ、リードしてくれた。
いい香りがした。
ラウンジにあるペストリーだった。
中に入る。
美味しそうなパンが並んでいた。
この香りが、食前酒になった。
お腹が、急に空いてきた。
食前酒の役割は、空腹感を思い出させること。
そして、あなたは、裏動線に向かった。
えっ、こんな所から、行けるの。
やっぱり、007映画だった。





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