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#1035 愛するテレパシー。

あなたのテレパシーが好き。
あなたと、ランチ。
テラスのあるテストラン。
予定より、早く着いた。
大勢の人が並んでいる。
予約した人も、入口で、待ち合わせしている。
待ち合わせ場所は、日が当たっていた。
初めての、お店。
今日は、午前中から、猛暑日の温度に達していた。
迷った。
先に、お店の中に入っていようか。
でも、待ち合わせは、入口だった。
先に入って、メールしようか。
もし、メールに、気づかなかったら。
あなたを、猛暑日の外で、待たせることになる。
「先に、入ってますね」と電話しようか。
電話に出ることができない移動中だったら。
よし。
中で、待つことにした。
中には、ウエイティング用のバーカウンターがあった。
涼しい。
猛暑日の外とは一転して、涼しかった。
カウンターのあなたが、微笑んでいた。
先に来ていた。
メールは、なかった。
あなたは、私が、お店に入るだろうと、予想していた。
日の当たるところで、待ち続けない。
電話もしない。
メールもしない。
中に入って、なんとかなると考えることを、想像してくれた。
嬉しかった。
便利なツールに頼らないで、テレパシーで、待っていてくれたことに。
あなたのAIは、愛のテレパシー。



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