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#1046 あなたの、ワトソンに。

あなたのワトソンになるのが好き。
あなたと、BBCの『シャーロック』を見ている。
「シャーロック・ホームズ」を現代に置き換えたドラマ。
シャーロック役のベネディクト・カンバーバッチの姿勢の良さがいい。
その姿勢の良さは、あなたに似ている。
観察力も、あなたに似ている。
記憶力も、想像力も、あなたに似ている。
そう。
あなたは、シャーロックだった。
ジョン・ワトソンと、仲良し。
BBC版では、ファーストネームで呼び合っている。
ワトソンと対話しながら、シャーロックは、推理を整理していく。
シャーロックの天才性を発揮させるために、ワトソンは必要。
これは。
私。
私は、シャーロックのあなたにとっての、ワトソン。
そういえば。
私が、どんなにくだらない質問をしても、あなたは答えてくれる。
くだらなければくだらないほど、面白がってくれる。
前からあった答えを引き出しているのではない。
私のくだらない質問が、あなたの精神の宮殿を刺激する。
だから。
あなたは、私のくだらない話を、楽しんでくれる。
あなたは、いつも怪事件を探している。
怪事件を、パズルのように解き明かす。
怪事件がないと、退屈してしまう。
あなたの勉強は、まさに怪事件に向かうシャーロックと同じ。
スッキリした。
私のくだらない質問は、役に立っていた。
あなたの頭が回り始めると、もう止まらない。
それは、条件反射。
やめようとしても、止まらない。
回っていないと、あなたは死んだようになってしまうかもしれない。
あなたのジョン・ワトソンになれて、私は嬉しい。
ワトソンも、こうしてシャーロックの話を書いていた。



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