#1057 謎解きの、探偵のように。
あなたの同じ話の聞き方が好き。
あなたと、会食。
会食といっても、大勢ではない。
相手は、たいてい一人。
二人ですらない。
大勢で会うのが好きな人がいる。
でも、あなたは会う時は、相手は一人にしている。
「誰かを誘ってください」と言われると、あなた自身が、欠席になる。
「誰かを誘うような会」には、行かない。
大勢だと、話が浅くなる。
気を遣うから。
深い話ができない。
深い話になるには、前提の話を知っていないといけない。
前提の話を知らない人には、前提の話からしなければならない。
その結果、その時に深められた話が、「これまでのあらすじ」の説明で、終わってしまう。
クラブで、担当を固定するのは、いちいち「これまでのあらすじ」を説明しなくていいから。
パーティーは、仕方がないと、割り切っている。
そもそも、パーティーは、深い話をする場ではない。
深い話ができそうな人を見極める場に、あなたはしている。
あなたは、同じ話を、何度でも聞く。
取り調べの刑事ではなく、謎解きの私立探偵のように。
同じ話が、どんどん深まっていく。
同じ話が、同じ話でなくなる。
あなたに会って。
友達と、話ができなくなった。
浅い会話に、退屈するようになった。
情報の話に、深みがない。
広さよりも、深さに、面白さがある。
深くなるには、深い話ができる一人と、話し込むのがいい。
あなたは、謎を追いかけている。
あなたの追いかける謎の先には、ポジティブで、面白い展開が待っている。