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#1061 自分自身の、学びのために。

あなた自身の勉強が好き。
あなたと、レストランで食事。
繁盛している。
オーナーと、先週の講演会で、知り合った。
あなたは、知り合ったお店に、必ず、顔を出す。
「ぜひ、伺います」
と社交辞令で終わらせない。
最初に会ってから、時間をあけずに、2回目に会う。
だから、お互い、顔を覚える。
出会いを、縁にしていく。
同じ2回目でも、1週間以内と、1ヶ月後と、1年後では、まったく違う。
1ヶ月後では、賞味期限が切れている。
あなたは、お店を観察する。
スタッフの動きを見る。
お客様の会話を、聞く。
メニューを見る。
観察は、お店に入る前から、していた。
まるで、殺人事件の現場にいるシャーロックのように。
そんなに、じろじろ見るわけではない。
さりげなく観察している。
じろじろでも、キョロキョロでもない。
まるで、夕陽をながめるような、優しい目線で。
きっと、もうもっとよくするアイデアをいくつも思いついている。
ホテル業界紙の社長が、あなたを評して、こう言った。
「10メートル歩くと、10個改善策を見つける」
思いついても、口には出さない。
聞かれたら、答える。
聞かれなければ、答えない。
聞かれてないのに、アドバイスをしたら、押しつけになる。
聞かれないことに、むっとしない。
誰もが、アドバイスを求めているわけではないことを、あなたは知っている。
あなたの発見は、相手のためであると同時に、自分自身の勉強のためでもある。
アドバイスを求められない時は、あなたは自分自身の勉強をした。
料理を、味わった。
そして、勉強しているあなたを、私は味わった。



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