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#1069 服装で、育てる。

あなたの育て方が好き。
あなたと、パーティーに。
今日のドレスコードは、セミフォーマル。
あなたは、タキシード・エナメルシューズ・ホンブルグハット。
私は、夜のセミフォーマルなので、ポルターネックのドレス。
あなたは、いつものように開場時間に、会場につく。
ドレスコードがあっても、服装はそれぞれ。
女性は、難しい。
ベアショルダーにすると、冬場は、肌寒い。
通常のジャケットを、腕を通さずに羽織っている女性を、見かける。
私も、最初そうしていた。
あなたに教えてもらって修正した。
肩がけは、ポレロまでOK。
通常のジャケットを肩にかけると、品位に欠ける。
それだけでなく、肩がけをすると、肩が前に出て、姿勢が悪くなる。
姿勢が悪くなるマナーは、存在しない。
男性は、女性以上に、まちまち。
スーツの人もいる。
その人は、フォーマルがタキシードで、セミフォーマルだから、タキシード以下でいいと解釈したに違いない。
タキシードを着て、パピヨンをしていない男性もいた。
襟の下から、シャツも見ている。
この人も、セミだから、タキシードを、少し落としたのだろう。
ご夫妻で来られている。
恥ずかしい思いをするのは、奥様に違いない。
ドレスコードは、最高ラインではなく、最低ライン。
あなたは、ドレスコード以上であることを基準にしている。
この会は、去年も、こんな感じだった。
みんなが、このレベルなら、きちんとした服装で来るのは、めんどくさいはず。
きちんとした服装は、めんどくさい。
それでも。
あなたは、みんなのレベルには、合わせない。
むしろ、みんながドレスのレベルが低いので、一人でも、上げようとしている。
それが、主催者へのリスペクト。
きちんと、ドレスコードを守っている若者がいた。
あなたは、その若者に、会釈をした。
若者は、会釈を返した。
今日また、ここで、一人の若者を、育てていた。



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