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#1092 アイコンタクトで、会話。

あなたのウエイターさんの呼び方が好き。
あなたと、中国レストラン。
高級中華。
接待用のお店。
スタッフの中国語の会話が聴こえる。
格式のある本格的な中国レストラン。
大きなメニューが、渡される。
あなたは、初めて訪れた。
メニューを選ぶ時、あなたは焦らない。
たっぷり時間を、かける。
お店のスタッフも、余裕がある。
あなたも、余裕がある。
余裕がない男性は、こういう時、さっとコース料理にする。
考えなくて、済むから。
あなたは。
メニューを読むふりをして、周りのテーブルを観察している。
すでに、食べ始めているゲストがいる。
メニューには、写真はない。
周りのゲストの食べているものを、参考にしている。
周りのゲストのオーダーも、聴いている。
コースを選ぶ人は、ほとんどいない。
「いつもの」メニューを選んでいる。
コースを選ぶのは、一見さん。
焼きそばや、チャーハンを単品で選べる。
それが、常連さんの証。
ウエイターさんが、あなたに近づいた。
あなたは、呼ばなかった。
手も振らなかった。
そういえば。
あなたは、用事があって、ウエイターさんを呼ぶ時、声を出さない。
手を振らないどころか、挙げても、小さくあげるだけ。
なのに、ウエイターさんが、近づく。
あなたは、まずアイコンタクトをする。
目が合うと、笑顔になる。
それだけで、ウエイターさんに伝わる。
アイコンタクトと笑顔だけで、あなたは会話ができる。
まるで、名指揮者のように。



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