#1102 寝る前の、儀式。
あなたの寝る前の儀式が好き。
ベッドの中。
あなたと、眠りにつくまでの時間が好き。
あなたが、なにか、呟いた。
小さな、囁き。
私に、囁きかけたのか。
という感じでもない。
寝言か。
寝言というより、誰かと話している。
会話は。
会話というのも、不思議。
でも、独り言というより、会話にしている。
誰かと、確実に、話している。
「僕は」
優しい口調だった。
「どうしたらいいんですか」
そう言いながらも、困っている気配でもない。
「どうしたらいいんだろう」
ではない。
話し相手は。
きっと、もう一人のあなた。
あなたの中にいるもう一人。
そして。
あなたは、聞きっぱなしには、しない。
「では、こうしましょう」
キッチンで神様と話す時と同じように、あなたは敬語で話している。
自分から、どうするかの答えを出している。
受け身ではない。
人生のオールを、自分で持っている。
あなたは。
ベッドの中で、明日の答えを出している。
未来の答えを、出している。
そして、安心したように、安らかな顔になる。
深い、寝息に変わった。
それは、あなたと私の幸せな寝息だった。





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