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#1103 そんなの、どこから。

あなたのビュッフェの献立が好き。
あなたと、ビュッフェに行った。
種類が多いわけではないけど、一つ一つの料理に、こだわりがあった。
サラダをとって、席に戻ると、テーブルには、カトラリーが準備されていた。
あなたが、準備してくれていた。
ドリンクと、スープも置かれていた。
あなたと、同時に戻ったのに、あなたは、何倍ものスピードで準備してくれている。
あなたも、自分用のサラダも、まるでコース料理のように、盛り付けている。
次は、ブイヤベース。
しまった。
あなたは、パンを一緒に、持ってきていた。
そして、やっぱり。
パンを、ブイヤベースのスープに付けて、食べていた。
私のは、具だけで、スープが入っていなかった。
あなたが、スープを分けてくれた。
そして、パンも、分けてくれた。
次は、エビフライとミートボールを取ってきた。
またしても、やられた。
あなたは、2種類目のパンを持ってきていた。
あなたは、ナイフでパンを切ると、その間に、レタスを敷き、ミードボールを半分に割って乗せ、さらにタルタルソースを乗せた。
小さなハンバーガーが出来上がった。
そして、半分、くれた。
次は、私は、いい匂いがしたので、カレーとご飯を持ってきた。
あなたは。
3種類目のパンを持ってきた。
それを、お椀状に割って、中にカレーを入れた。
カレーパンを作り上げた。
しかも、福神漬けとらっきょうまで、入っていた。
3種類のパンを見た時、あなたは、一瞬のうちに献立を考えていた。
特製カレーパンも、半分もらえる事になった。
あなたに味わってもらえるパンが、嬉しそうだった。



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