#1105 ずいぶん、お気に入り。
あなたの指名が好き。
あなたと、これから新幹線。
朝8時。
駅のグルメコーナーが、オープンする。
朝ご飯とお昼ごはんを仕入れる。
お昼は、サンドイッチ。
同じお店が、2軒あって、こちらのお店は奥にあるので、空いている。
先に、サンドイッチを確保して、乗ってすぐ食べる朝ご飯を仕入れる。
一通り、いろんなお店のを食べた。
最終的に、しぼられてくる。
いつもの、お寿司屋さんのコーナーに。
観光のカップルが、あなたの前で迷っていた。
それでも、あなたはイライラしない。
急げば、のぞみには、間に合う。
ドリンクは、駅のホームで買えば、時間の節約になる。
「先に、いいですか」
ということは、言わない。
ようやく、前のカップルのお弁当が決まった。
あなたの選ぶメニューは、決まっている。
「海鮮ちらし」
私も、ここの「海鮮ちらし」が好き。
「海鮮ちらし」は、お店ごと に、差が大きい。
「海鮮ちらし」で、お店の力量がわかると言っていい。
「大トロ・アワビセット」より、一番贅沢メニューのような気がする。
ここの「海鮮ちらし」は、ご飯に比べて、具の量が多い。
それも、嬉しい。
具がなくなって、酢飯だけになるのも、寂しい。
あなたは、いつもの「海鮮ちらし」を頼んだ。
「ずいぶん、お気に入りなんですね」
と、レジの女性が、幸せそうに微笑んだ。
観光客が多い駅では、珍しい馴染み会話だった。
「最終的に、ここにたどり着きました」
あなたは、まるで吉原で指名するかのように、微笑んだ。
そういえば。
レジの女性のセリフは、こんなふうにも、聞こえた。
「海鮮チラシ姉さん、旦那さんが、お見えですよ」
これから、素通りができなくなったね。





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