#1118 ちょっと、遠いんだけどね。
あなたと「ちょっと遠いお店」に行くのが好き。
あなたと、食事のお店に向かっている。
歩きが、楽しい。
タクシーだと、すぐ着いてしまう。
お店に着くまでも、食事の一部。
街を、眺める。
風を、感じる。
お話を、楽しむ。
これも、大事な前菜。
「おいしいものを見つけるとね」
あなたが言った。
「しまったと、思うんだよ」
なんで、おいしいのに。
「なんで、一人で食べちゃったんだろうって」
うれしい。
おいしいものを食べた時に、思い出してもらえる。
それが、嬉しい。
これから行くお店が、そのお店。
そのお店は、ちょっと不便な所にあった。
しかも、登り坂。
ますます、時間がかかる。
その手前にも、お店はたくさんあった。
それも、次回の候補に入れながら、歩く。
「ちょっと遠いお店」が好き。
「ちょっと遠いお店に、連れて行ってもらう」のが、好き。
あなたは、普通の味だけど、近いお店で、手を打たない。
おいしいもののためなら、いくらでも歩く。
お店に着いた。
そのお店には、いくらでも歩く人が、たどり着いていた。
あなたは、どうやって、このお店を見つけたのだろう。
あなたとの歩く道が、すでに美味しかった。





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