» page top

#1123 影と、話している。

あなたの影と話せる所が好き。
あなたと、「ゴジラ展」に行った。
まず、最初の展示ルームでは、破壊された壁や街が、作られていた。
いきなり、ゴジラが出ないのがいい。
ゴジラは、いきなり出ない。
コジラの通った痕から、ゴジラを想像する。
それがいい。
壁に、爪のような痕が残っている。
瓦礫を、持ち上げている子どもがいる。
その横で、あなたも、瓦礫を持ち上げている。
自分も体験してみるのが、あなた。
次に、街のジオラマ。
汚れが、いい。
あなたは、小さくなって、ジオラマの中に入り込んでいる。
庇の上に溜まった枯葉。
今回は、撮影していい。
あなたは、低くなって撮影する。
見せてもらった。
わお。
これは、リアルな夜のビル。
蛍光灯が、点滅していそう。
ゴジラを360度見れる部屋では、あなたは、ゴジラのお尻から撮影していた。
尻尾は、想像以上に、太く重そうだった。
こんなアングルは、映画でも見たことがなかった。
あなたは、完全に映画の中に入っていた。
現代アーテイストが、ゴジラをモチーフに、作品を作っていた。
ある作家が、ゴジラと人間が合体した巨大な作品を作っていた。
その作品を見るあなたを、撮影した。
写真を、見て驚いた。
ゴジラ人間は、兵士に向かっていた。
壁に写ったゴジラ人間の影は、あなたと話していた。
「ゴジラ・カフェ」で、「アイス抹茶ラテ」を一緒に飲んだ。
緑色が、ゴジラに見えた。
緑を見ながら、ゴジラ人間と話しているあなたを、思い出していた。



【中谷先生のおすすめ電子書籍TOP3】 紹介記事はこちらからどうぞ