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#1131 美しく、堅苦しくなく。

あなたのピッツァの切り方が好き。
あなたと、ピッツェリア。
あなたと出会って、ピッツァにハマった。
これまで、食べていたのは、ピザだったことに気づいた。
ピザは、具を食べていた。
ピッツァは、生地を味わう。
日本に先に、ピザが、アメリカから入ってきた。
その後、ピッツァが、イタリアから入ってきた。
私は、まさにピッツァの日本の歴史を順番通りに体験できた。
どっちが美味しいというわけではない。
ピザとピッツァは、別の料理。
関西風のお好み焼きと広島風お好み焼きが違うのと同じ。
それぞれに、味わい方がある。
ピッツァの食べ方も教わった。
あなたは、テレビの番組で、ミラノのイスキア島まで行った。
3日間で、15店舗のピッツァを食べ歩いた。
それがキッカケで、ピッツァ好きになった。
ピッツァは、切れていない。
自分で好きに切りながら、食べる。
ピザは、手に持って食べる。
ピッツァは、ナイフとフォークで食べる。
あなたと一緒に行くと、あなたが切ってくれる、
6分の1にカットして、お皿に乗せる。
自分でお皿に乗せると、チーズが伸びて、美しくない。
あなたが乗せてくれると、チーズがこぼれない。
あなたは、ピッツァの底に、ナイフを添えている。
その添え方が、優しい。
あなたは、まずフォークで、三角形の先端を3分の1だけ折り返す。
次に、ナイフで、残りの3分の2を折り返す。
そうすると、耳の部分にキレイに3層になる。
それを、まず左3分の1をフォークで抑えて切る。
私は、右3分の1を抑えていて、結局、持ち変える事になった。
ムダな動きが多い。
あなたには、ムダな動きがない。
私は、何度もナイフを往復させている。
あなたは、1往復で、切り終えている。
そして、堅苦しい力みもない。
あなたのピッツァの食べ方は、茶道のお作法に似て、美しい。
美しく食べると、より美味しい。



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