#1144 気づかなかった、バックアップ。
あなたとイタリアンでのランチの後。
そう言えば。
思い出したことがあった。
あなたが、帰る時。
隣のテーブルに、会釈をした気がした。
私は、聞いた。
「お隣のテーブルの方は、知り合いだったの」
知り合いではなかった。
私は、どんな人だか、覚えていなかった。
覚えていなかったのではない。
見ていなかった。
あなたは、見ていた。
あなたの話によると。
ワインを3本持ってきてもらって、選んでいた。
私は、ピッツァの美味しさに、はしゃいでいた。
それを、お隣の年配のカップルが見ていたらしい。
私は、気づかなかった。
きっと、静かに、ワインを味わいたかったに違いない。
帰る時。
隣のカップルが、あなたを見た。
あなたは、会釈をした。
「お騒がせしました」
はしゃいだ私のお詫びをしてくれた。
そんなことは。
当の本人の私は、気づいていなかった。
そう言えば。
ドリンクで、私が、店長に、わからないメニューについて、質問をした。
結局。
私は、それを頼まず、別のものを選んだ。
すかさず、あなたは、
「それ、美味しそうですね」
と、選んでくれた。
それは、あなたのバックアップだった。
あなたが、飲みたかったわけではない。
せっかく説明してくれたことへのお返しだった。
私は、あなたのバックアップに、気づいていなかった。





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