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#1145 家族のように、行ってきます。

あなたのお店の人との会話が好き。
あなたは、今日は講演で東京駅から新幹線。
今日は、いつもより、30分早めの電車。
いつも買う海鮮ちらしのお店の開店時間の前。
あなたのことだから、当然、別のお店を探している。
意外にも、いつものお店が空いていた。
お盆なので、いつもより1時間早く、オープンしていた。
「いつも、オシャレですね」
レジの女性に、声をかけられた。
普通なら、「ありがとうございます」で、会話は終わる。
あなたは、違う。
「出張で、こちらに伺うのが、楽しみなんです」
相手に、矢印が向かっている。
この駅の前を通るのは、月に1回。
必ず、来てますという気持ちを伝えている。
「ありがとうございます」では、自分に矢印が向かう。
「ありがとうございます」は、キャッチボールをしているようだけど、していない。
会話を終わらせている。
「ありがとうございます」への返事がないから。
愛のある会話は、会話が永遠に続く。
返しようのない会話は、愛がない。
「今日は混んでて、大変ですね」
レジの女性は、言った。
みんなはお盆でお休みなのに、お仕事で大変ですねというねぎらいの意味が、込められていた。
「いつもより、早く開いていて、助かりました」
あなたは、相手に返す。
「お気をつけて、行ってきて下さい」
その言葉に、あなたは。
「行ってきます」
まるで、家族のような会話。
彼女は、あなたのことを知らない。
だけど、家族のようなやり取りをしている。
その日の講演で、こんな質問が出た。
「人脈は、どう広げるんですか」
私が、かわりに答えてあげたい。
お店のスタッフの人に、愛を注ぐことです。



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