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#1165 生徒より、復習する。

あなたの深掘りが好き。
今日は、あなたは講演会。
90分の講演は、あっという間に終わる。
終わってから、参加した人が、話してた。
「90分も、話し続けるって、凄いね」
今日は、90分でしかない。
私は、心の中で、返事した。
毎週土曜日、2時間かける4コマを、休憩なしで話し続けてます。
90分は、あなたにとって、10分くらいにしか、感じていないですね、と。
実際、そうなのだ。
しかも、みんなが知らないことがある。
毎週8時間の講義を、18年続けていると、毎回、違う話であること。
同じ話をするなら、難しくない。
新しい話のネタを仕込まなければならない。
その時間もある。
あなたは、8時間の話をする前に、8時間、準備で話している。
当日参加する人の名簿を見ながら、話の中身を考える。
参加者が変わると、話の中身も変える。
何を話すかより、誰に話すかを、優先している。
参加する人は、それを知っているので、早く申し込む。
準備の話は、8時間を超えることもある。
ここで終わり、がないから。
8時間の講義の後。
終わりではない。
あなたの復習が始まる。
もう一度、8時間の授業を、振り返る。
録画映像を、見るように。
「もっと、こうしたほうが良かったのではないか」
「ここをもっと、深掘りしたほうがよかった」
「このリアクションは、新しい気づきがあった」
参加者の発言から、あなたの深掘りが始まっている。
講義を受けた人より、講義をしたあなたのほうが、より復習をしている。
「ネタは、なぜなくならないんですか」
という質問の答えは、これ。
常に、あなたは深掘りをしている。
知識は、もちろん、多い。
でも、知識だけでは、深さは出ない。
深く掘り続けることで、発見がある。
もはや、復習の深掘りが、8時間を超えて続いている。



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