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#1171 すべてが通じる「あっ」。

あなたの「あっ」が好き。
あなたは、テレパシーを使う。
私の気持ちを感じ取る。
言葉に出して言わなくても、通じる。
いつも、不思議に思う。
どんなことを言いたいか。
どんなことをしたいか。
どんな気持ちでいるか。
すべて感じ取ってくれる。
それだけはない。
あなたは、言葉を使わないで、あなたのメッセージも、私に伝えてくれる。
最初、話しているのだと思っていた。
実際には、話していなかった。
話していないのに、あなたの気持ちが、まるで言葉のように、伝わってきた。
言葉で話しているのか、テレパシーで受け取っているのか、区別がつかない。
私にも、テレパシーの能力がついたんじゃないかと思えるくらいだった。
私についたのではなく、あなたが凡人の私にも通じるように、テレパシーを送ってくれていたのだった。
初めて、あなたと目が合った時。
「あっ」
と思った。
あなたからも、
「あっ」
という声が帰ってきた。
今から思うと、声が出ていたのか、出ていなかったのか、わからない。
あの短い「あっ」で、いろんな話をした。
そう。
あなたは、「あっ」で、多くのことを伝える。
あなたは、教えてくれた。
人類最初の言葉は「あっ」だったと。
「あっ」には「はじめまして」も「よろしく」も「うれしい」も、入っている。
ときには、「ごめんなさい」も入っている。
「好きだよ」も「愛してる」も「会いたかった」も「悲しい」も入っている。
あなたに会うたび、「あっ」と感じている。



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