#1176 息を、合わせて。
あなたの音楽の指導が好き。
あなたは、中学校の授業を見学に来ている。
音楽室に入った。
なんと、お箏の授業だった。
中学で、お箏の授業があるなんて。
うらやましい。
小学校で、リコーダー。
中学は、アルトリコーダーが多い。
この地域は、お箏をされている家庭が多いらしい。
学校に箏部があり、そのためにお箏がたくさん置かれていた。
もう一つ盛んなのは、三味線とのことだった。
学校時代に、お箏や三味線の馴染んでおくと、将来、伝統芸に触れた時に、すっと入れる。
伝統芸能に苦手意識がある人は、お箏や三味線に馴染んでいないという理由が多い。
「合唱練習も、見てもらえますか」
と誘われた。
ぜひ、と見せてもらった。
まずは、2年生。
「真ん中で、聴いて下さい」
と誘われて、体育館の真ん中の一番奥で、あなたは聴いた。
まず、感動した。
学園ものの映画のエンディングだと、思った。
学園ものは、エンディングは、合唱と決まっている。
泣ける。
音程は、外れている子もいる。
でも、音程ぴったりである必要はない。
100人を超えるコーラスでは、むしろばらつきが、深みになる。
大事なのは、ブレスが合うこと。
入りと、終わりがぴったり合うと、ドキッとする。
聴衆は、音よりも、音のない時に、ドキッと感じる。
ブレスを合わせる方法は、アイコンタクト。
「お互いに、アイコンタクトすると、息が合うよ」
と、あなたは担任の先生にアドバイスした。
みんな正しく歌おうとしている。
そのため、伴奏の子は楽譜を見、指揮者の手を見ている。
手では、どうしてもずれる。
あなたは、一人ひとりの子と、アイコンタクトをしていた。





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