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#1194 同じなのに、全く違う。

あなたの食べ比べお品書きが好き。
あなたと、老舗の洋食店に行く。
私は、初めて。
このお店には、あなたはよく来ている。
先日のあなたの飲食店経営者の向けの講演の時、オーナーさんが聞きに来てくれた。
そこで、早速、予約をした。
多くの一流飲食店の経営者の人が集まっていたから、大変に違いない。
あなたのスケジュールは、どんどん埋まっていく。
それでも、即行く。
あなたは、21世紀にも、義理人情を貫いている。
エレベーターで、2階へ。
白髪の品のあるメートルディーさんが、階段を駆け上がって、席に案内してくれた。
創業は、昭和初期。
映画の中に、入ったかのようだった。
ドゥミグラスソースの香りが、お腹を鳴らす。
メニューは、あなたが決めてくれる。
前菜は、<トマトのファルシーサラダ>。
お皿も、冷やしてあるのが嬉しい。
スープは、<シーフードのクリームスープ>。
これは、濃厚。
ホタテの出汁がきいている。
具の多さは、もはやスープではない。
もはや、メイン料理。
初めての私のためのメニュー構成。
「当店自慢のメニューを選んでいただいて、うれしいです」
と、メートルディーさんがうれしそうに笑う。
メインは、一番人気の<ハンバーグ・ビーフシチュー>。
ふくらんだアルミホイルでくるんである。
あなたが、フォークで開けると、「おおっ」と、メートルディーさんが「お見事」と微笑む。
もちろん、それだけではない。
<和風バンバーグ>と<ドゥミグラス・ハンバーグ>もオーダー。
3種のハンバーグの食べ比べ。
それぞれの美味しさが、実感できる。
こんなことをしてくれるのは、あなたくらい。
喜んでいるのは、私だけではない。
メートルディーさんが、嬉しそう。
「大根おろしのソースをかけずに、つけてお召し上がりいただくと、さらに美味しいです」
ベイクドポテトも、絶品。
「北見の男爵を熟成させています」
デザートは、<かぼちゃのプリン>。
弾力のある昭和プリン。
あなたの洋食フルコース。
メートルディーの最高のスマイルが隠し味でした。
ごちそうさまでした。



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