#1199 知らないふりで、見てる。
あなたの知らないふりが好き。
今日は、あなたと、ランチ。
深夜から、大雪。
東京の、しかも表参道で、積雪は久しぶり。
交通機関が、在来線まで、運休や遅延が発生している。
遅れないように、早く家を出た。
やっぱり、電車が、止まった。
いつ動き出すか、わからない。
アナウンスで、迂回ルートを伝えている。
電車は、ホームに止まって、ドアは開いたまま。
車内まで、寒気が入り込む。
とりあえず、あなたに、メール。
「止まってるけど、なんとかしていきます」
降りて、迂回する人。
そのまま、乗り続ける人。
あなたとの食事は、冒険。
冒険は、家を出る時から、始まっている。
じっとしているとストレスになるので、迂回することにした。
あなたから、メールが届く。
待ち合わせ場所で、開催されている企画展を教えてくれた。
美大のデザイン科の卒業展。
メールの文面が、優しい。
結局、間に合った。
それどころか、予定より、早く着いた。
予測して、早く家を出たおかげだった。
あなたのアドバイス通り、美大のデザイン科の卒業展も、見れた。
ラッキー。
ただのラッキーではない。
あなたは、すべてを見ていた。
私が、雪だから、早めに家を出たこと。
そして、電車が止まって、迂回すること。
結局、到着する時間が早くなること。
それを知っていて、企画展の情報をメールしてくれた。
そして、あなたがにこやかに、登場。
知らんぷりの顔で。





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