#1212 さあ、どうする。
あなたの教え方が好き。
あなたと、美術館に行く。
あなたの生徒が、数人同行している。
2箇所を回る時は、電車で、移動する。
最近の地下鉄は、深い。
あなたは、先頭で階段を降りていた。
発車ベルが、鳴った。
あなたは、速度を速めた。
すぐ後ろにいた私も、速度を速めた。
「面白いことになった」
と、あなたが呟いた。
後半の4人を残して、電車の扉がしまった。
こんな時。
後ろが遅れているからと、乗るのをやめない。
乗り遅れたグループは、油断していた。
あなたを、見ていなかった。
すぐ前のひとりしか、見ていなかった。
あなたが足を速めたことを気づかない一人の後ろから、乗り遅れた。
これまで。
乗り遅れた人は、待ってもらっていた。
待ってもらっていることにも、気づいていなかった。
この先。
乗り遅れた人は、人生に乗り遅れることになる。
それを、あなたは教えていた。
先に乗った生徒と、乗り遅れた生徒が、携帯電話でやり取りをしていた。
どう言えば、合流できるか。
それが、体験学習だった。
乗り遅れないようにするだけではない。
乗り遅れた仲間を、どう助けるかも、学ぶ。
乗れた生徒は、前回同じ状況があった時、乗り遅れた生徒だった。
体験は、美術館の中だけにあるわけではない。
あなたには、24時間が、体験学習の場になっている。
どういう狙いがあるのかを、考えるのが、私の密かな楽しみ。





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