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#1217 3分の冒険。

あなたの散歩という冒険が好き。
あなたは、今日は御堂筋のホテルで会食。
地下鉄12番出口を出て、ホテル向かう。
急に、春になった。
むしろ、春を通り越して、夏日になった。
出口を出てから、あなたは、御堂筋の反対側に渡った。
ホテルは、出口から道のこちら側にある。
間違えているわけではない。
ランチの時間には、余裕があった。
あなたの、冒険が始まった。
散歩という冒険。
心地良い初夏の風と、新緑が、あなたを散歩に誘った。
あなたは、ビルの一階にある家具店のショウルームを見た。
イタリアの最高級のブランド。
前に行った神戸のプレジデンシャルスイートは、このブランドの家具だった。
道端のブロンズ像の前で、あなたは立ち止まった。
椅子に座った女性。
立てているつま先が、可愛い。
バレリーナかな。
待っている恋人へのワクワク感が、立てたつま先に感じる。
あなたは、写真を撮った。
あなたは、あえて背景の新緑を入れた。
道の反対側に、昭和モダンの大(だい)大阪の名建築があった。
写真を撮るかな。
あなたは、撮らなかった。
ホテルのあるサイドに、再び、信号を渡る。
そこで、あなたは下から見上げるアングルで名建築を撮った。
角のアールが、高級クラシックホテルを思わせた。
豪華客船にも、見えた。
だから、あなたは撮らなかった。
ランチの帰りに、さっきとは反対側を歩いた。
あなたは、私に、両サイドを見せてくれていた。
表情のないエッグヘッドの2対のマネキンがあった。
今度は、あなたは、全身ではなく、二人の顔のUPで撮った。
表情はないからこそ、二人のキスをする前の表情であることが、あなたの写真からわかった。
片道3分の冒険を、たっぷり楽しんだ。



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