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#1220 真っ暗な中を、タイムスリップ。

あなたとのタイムスリップが好き。
今日は、あなたと美術館。
まさかの渋谷のビルの上にある。
いつも、前を通っているビル。
こんなところに。
しかも、古代遺跡の収集品。
小さなエレベーターから、いかにもバンドをやってそうな若者が降りてくる。
看板は、小さく出ている。
その階で降りる。
隣は、配信ドラマに出てくるような会計事務所。
入口に入ると、靴を脱ぐ。
パナマハットの館長さんが、出迎えてくれた。
インディ・ジョーンズの父親のショーン・コネリーのようなイメージ。
外国人のような雰囲気は、ふだんフランスの郊外に住んでいるからだろう。
入ってすぐの部屋は、遺跡発掘のパトロンの部屋。
すでに、別世界。
次が、発掘小屋。
あっ、これは。
国立の美術館で、並んで観た作品が、置かれている。
そして、神殿。
神殿の柱頭に、圧倒された。
大きい。
さっきのエレベーターには、入らない。
最後に、ペンライトを渡されて、カーテンの奥へ。
ガラスの下に、階段が続いている。
深い。
ビルの上層階だから、下まで続いているのか。
そして、真っ暗。
ペンライトを、つける。
壁に、何かいる。
トカゲだった。
狭い羨道を抜けると、広い空間に出た。
大きな王の棺が置かれていた。
大きい。
これは、一人は、怖い。
「一番に入るのが、隊長だからね」
インディ・パパ・コネリーが説明してくれた。
懐中電灯で、照らしながら、私は、時空を超えていた。
エレベーターを下りて、渋谷の街に出た。
タイムスリップ映画であるラストシーン。
エレベーターは、時空を超える結界だった。



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