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#1251 武将と共に、馬で駆ける。

あなたの馬に乗る姿勢が好き。
あなたと、映画を観た。
中国の戦国時代の映画。
王と武将の他に、軍師が登場する。
あなたは、中学時代、中国の戦国モノの本にハマった。
あなたが憧れたのは、王でも将軍でもなく、軍師だった。
映画の中の軍師は、ピンチになっても、丁寧語だった。
それが、いかにも沈着冷静な精神力を感じさせた。
部下にも、丁寧語だった。
それは、あなただった。
戦争は、日本の戦国時代よりも壮絶だった。
降伏しても、皆殺しになるのだった。
その生き残りが、復讐に燃える。
復讐鬼が、嗚咽を漏らす。
その時、私には、聴こえた。
あなた自身が、一緒に、嗚咽していた。
声は出ていなかった。
体の奥底から、声にならない嗚咽を上げていた。
観終わって、8階からエスカレーターで一緒に下りた。
えっ。
あなたの背が、高くなっていた。
自分が低くなったのかと、驚いた。
「じんじん、する」
そう言いながら、あなたが下腹部に手を当てた。
なるほど。
映画の中で、馬に乗るシーンが多かった。
馬に乗る時、馬に重さがかからないように、体幹に力が入る。
あなたは、体幹トレーナーの先生に、いつも言われている。
「馬に乗るイメージをする時が、一番いい姿勢ですね」
あなたは、中国戦国時代の登場人物と一緒に、馬で駆け巡っていた。



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