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#1256 できたてを、食べる。

あなたのピッツァの取り方が好き。
今日は、あなたとブッフェ。
料理は、イタリアン。
このブッフェは、お気に入り。
クアトロフォルマージュのピッツァがおいしい。
薄い生地の本格的ナポリピッツァ。
薄いので、何枚も、食べることができる。
最初に、野菜の山盛りサラダをとって、罪悪感を消す。
そうすることで、思う存分、ピッツァを食べることができる。
ブッフェは、何を食べるかではない。
あなたから、学んだ。
何を、ガマンするか。
ブッフェこそ、自分を律するストイックさが、求められる。
お肉類やパスタを我慢すれば、1枚半は、いいでしょ。
8分の1カットだから、12切れは、大丈夫。
ピッツァは、5種類、並んでいた。
あなたは。
あなたのピッツァの取り方に、法則性があった。
あなたは、食べたい順に、食べていなかった。
私は、食べたい順に、食べていた。
あなたは、できたて順に、食べていた。
「クアトロフォルマージュ、焼き上がりました」
という声で、さっと取りに行く。
普通は、カッコをつけていると、それができない。
あなたは、一番に行く。
お皿に残ったピッツァを取ったりしない。
今、何を焼いていて、何が焼き上がりそうか。
あなたは、窯の中を、覗き込んでいる。
お店の人は、あなたが一番に出てくるので、嬉しそうだった。
あなたが、取ってきたクアトロフォルマージュを、私にくれた。
ナイフで切った時、驚いた。
えっ。
さっき、私が食べたクアトロフォルマージュと、全く違っていた。
これが、できたて。
あなたは、初めて入ったお店でも、シェフに愛される秘密が、ここにあった。
あなたが、立ち上がった。
「できあがりました」
という声が、その後、聴こえてきた。



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