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#638 道を聞く人に、選ばれる

 あなたの、道の聞かれ方が好き。
 あなたとの食事の帰り道。
 あなたは道を聞かれた。
 また。
 食事に行く途中の道でも聞かれた。
 しかも、3回聞かれた。
 たった10分の道で、3回。
 1人は上品なおばあさん。
 1人は外国人の男性。
 礼儀正しかった。
 1人は小学生くらいの女の子。
 まるで、あなたは交番状態。
 どうしてみんな、あなたに道を聞くのかしら。
 帰り道は奇麗な女性。
 奇麗な女性なので、あなたの知り合いかなと思った。
 知り合いではなかった。
 スマホを見せて道を聞いていた。
 という私も、もしあなたを知らなかったとしても、あなたに道を聞く。
 道を聞く人は、聞く相手を選んでいる。
 誰にでも聞くわけではない。
「迷ってる人には道を教えますよ」という看板を掲げていても、聞かない。
 あなたには道を聞きたくなる。
 それが、あなたの人生。
 あなたの使命。
 あなたには、人生の道を聞きたい。
 あなたは、自分が急いでいるときでも優しく教える。
 おばあさんと外国人と小学生の女の子と若い女性と、誰にでも親切。
 そして、相手に寄り添って、話し方を変えている。
 自分が分からないときは、分かりそうな人に聞いてあげる。
 教えてもらった人は、誰しもが、ほっとした顔になる。
 それを見て、あなたも、ほっとした顔になる。
 いちばん、うっとりしているのは、そばにいる私。



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