#639 恋人であり、同志であり。
あなたの同志でいることが、好き。
こんな夢を見た。
幕末だった。
夢の中で、私は、男だった。
男装ではなく、男性だった。
あなたはもちろん、男性。
着物を着ているけど、あなたは今と全く変わらなかった。
凛々(りり)しかった。
私は、同性のあなたに、見とれていた。
夢の中の私は、体は男性なのに、心は女性だった。
心も、ほとんど、男性だったかもしれない。
私には、妻がいた。
妻も、愛していた。
だけど、男性のあなたも、同じように愛していた。
違和感を、感じなかった。
私とあなたは、新しい時代を作るために、走り回っていた。
あなたといると、高揚感を感じた。
これは夢ではなく、前世だったかもしれない。
今でも、私の中には、男性的な心情が、多く存在するのを感じている。
もちろん、女性の感情もある。
だから、逞(たくま)しいあなたに惹(ひ)かれる。
美しいあなたにも、惹かれる。
あなた以外の男性には、全く何も感じない。
むしろ、奇麗な女性に、惹かれる。
性別よりも、美しさと逞しさが、私が惹かれる優先順位だ。
夢の中で、私とあなたは、同志だった。
あなたと同志でいることが、幸せだった。
今も、それは同じ。
あなたは、私にとって、好きな人でもあり、同時に、同志でもある。
もう一度、眠ります。
幕末の同志のあなたとの夢の続きを、見れますように。