#705 ほらまた何か、したでしょ。
あなたの新ネタが、好き。
あなたと、新しくできたホテルのレストランに行った。
食事が終わる頃、スタッフの女性が、声をかけてくれた。
「もし、よろしければ、ホテルの中を、ご案内しましょうか」
あなたと行くと、こういう事がよくある。
さては、いつものように、知らん顔をして、こういうサプライズをあなたが、手回ししてくれたかな。
あなたは、新しいホテルをスイスイ歩いている。
でも、時々、驚いて、何かを見つめて笑っている。
やっぱり、来たのは、初めて。
手回しをしていたわけでもない。
ホテルのスタッフが、こういうゲストに来てもらいたいと思うゲストを選んで、案内をしている。
自分一人では、そんな体験はない。
あなたと一緒だと、よくある。
あなたのことを知って、してくれているのではない。
海外で、あなたを知らない外国人スタッフであったとしても、同じようなことが起こる。
初めてのホテルに行って、案内のオファーがなかったら、オーディションに落ちたということだ。
総支配人が、ご挨拶に来た。
あなたも、名刺を出している。
やっぱり、初めてだった。
女性スタッフが、説明してくれる。
あなたは、スタッフの説明に驚きながら、説明されなかったことにも、驚いている。
そのあなたの気付きに、スタッフの女性が、驚く。
そのやりとりが、一緒にいて、楽しい。
驚きを、共有する。
かぶせて、教えられると、いやらしい。
一緒に、驚きを共有できると、楽しい。
ベッドでも、あなたは、いつも新ネタをしてくれる。
大きくなにか変えなくても、ちょっと何かを変えるだけで、新ネタになる。
ほら、今も、また何か、変えたでしょ。