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#752 紅茶と、マリアージュ。

あなたのオリジナル・アフタヌーンティーが、好き。
あなたと、カフェ。
今日は、ランチを食べている時間がなくなった。
そんな午後。
あなたと、食べるカフェのサンドイッチが、おいしい。
あなたは、紅茶を選んでくれる。
まずは、ダージリンのストレート。
秋に、ゴールデンタイムになる、オータムナル。
ファーストフラッシュやセカンドフラッシュとは違う、味に深みがある。
何よりも、サンドイッチに、あう。
そのカフェでは、紅茶がポットでサービスされた。
そんな時は、あなたはワンポットずつ頼んで、ちょうど2杯分。
次に、スコーンが、運ばれてきた。
いつのまにか、あなたがオーダーしてくれていた。
スコーンを、手で割って、クロテッドクリームを、たっぷり塗ってくれる。
小皿のクロテッドクリームを、私の分で使い切った。
ウエイトレスの女性に、アイコンタクトする。
彼女は、ウインクをして、お替りを持ってきてくれた。
あなたは、クロテッドクリームの上に、ジャムをたっぷり塗って、私にくれた。
クロテッドクリームが主役であることに、気づいた。
その頃、2杯目の紅茶が、運ばれてきた。
スリランカのウバのストレート。
これが、スコーンにまたあう。
「これは、なんの香りがする?」
3杯目の紅茶は、独特な香りがした。
これは、嗅いだことがある。
なんだろう。
そうだ、正露丸だ。
「ラプランスーチョンっていう福建省のお茶」
正露丸の香りが、好きになった。
気がつくと、ペイストリーが届いた。
ちょっと、待って。
これって、アフタヌーンティーになってる。
4杯目の紅茶は、アッサムのミルクティーだった。
まるで、ワインのように、紅茶とのマリアージュを、楽しませてくれた。



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