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#764 初対面、なのに。

あなたの初対面の仕方が、好き。
あなたと、レストランに行く。
シェフが、ご挨拶に来られた。
初めてのお店。
あなたも、初めて。
初対面の会話は、なかなか、難しい。
さしさわりのないやりとりで、終わる。
あなたは、違う。
なにか、新しい気づきを、話す。
真似しようとすると、しくじる。
あなたは、まず、味わっている。
気づこうとすると、味わえない。
味わっていないことは、シェフは気づく。
シェフは、あなたの気づきを、喜んでくれる。
シェフが、こっそり仕掛けたこと。
それだけではない。
シェフ自身が、知らなかったこと。
シェフが、心の中で、メモを取っているのが、わかる。
初対面は、自分の実力が全て出る。
いまさら、付け焼き刃はきかない。
初対面で、相手の人は、あなたのことを心に焼き付ける。
あなたのことを知っていた人は、さらに。
知らなかった人も、一瞬で。
知らなかった人に、焼き付けるのが、あなたの凄み。
「よくご存知ですね」
相手の人は、驚く。
あなたは、徹底的に調べている。
ネットレベルの調べ方ではない。
スパイ以上の調べ方をしている。
それが、全て映画のように、頭の中に入っている。
メモを見ないで、スラスラ話す。
その上で、新しい発見に、驚いている。
その場に、立ち会える幸せ。



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