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#852 まるで、ベッド。

あなたの一体感が好き。
あなたと、オイスターバー。
生牡蠣が、3種。
トッピングを変えた5種。
焼き牡蠣も5種。
パスタやリゾットなどの料理もある。
メニューが多くて、迷う。
こういう時、あなたは安心。
あなたのマイ・リコメンド・プリフィックスを決めてくれる。
「何個くらい、食べれそう?」
10個は、いけそう。
「じゃあ、こうしよう」
まず、生牡蠣3種類。
広島安芸、北海道仙鳳趾、岩手大船渡尾崎。
まず、安芸。
ジューシー。
次に、仙鳳趾。
クリーミー。
全く違う。
そして、大船渡尾崎。
これは、また角度が違って、複雑。
こんなに、産地で違うんだと初めて知った。
あなたは、私が食べるタイミングに合わせて、一緒に食べてくれる。
だから、驚きを、共有できる。
ベッドで、愛し合っているみたい。
隣のカップルは、女の子が1個目を味わっている間に、男性が食べ終わっていた。
この順番で、食べてよかった。
いや、この順番は、あなたが決めてくれた。
次に、トッピング別に、5種類の中から、3種類選ばせてくれる。
あなたも、3種類選ぶ。
1つが共通。
後の2つが、各自。
違うものを食べると、あなたは食レポしてくれる。
食べていないのに、食べた感覚が、口の中に、溢れてくる。
食べ比べではなかった。
共感と、想像。
そして、一体感。
まるで、ベッドだった。



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