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#911 まずは、デザートから。

あなたのメニューの広げ方が好き。
あなたと、ディナー。
今日は、スフレパンケーキで有名なお店。
パンケーキだけではなく、パスタやピッツァ、お肉、サラダもある。
ホームページで見た明るい印象と違って、夜は、ムーディーな照明だった。
夜でも、さすがに、周りは女性のお客しかいない。
いつものように、女湯に、男性はあなた一人状態。
メニューを見せてくれる。
広げてくれたページは、パンケーキのページ。
ここが、違う。
普通の男性は、広げてくれない。
広げてくれても、前のページを広げてくれる。
先に、デザートを言うと、「まず、前菜から、決めよう」と却下になる。
あなたは、デザートから、選ばせてくれる。
大きなパンケーキが、4種類あった。
<苺とブリュレクリームのスフレパンケーキ>
そして、気になるものを選ばせてくれる。
<ケイジャンビーフ・ライスセット>
お肉好きの私としては、ケイジャンってどういうのか、味わってみたかった。
あとは、あなたが決めてくれる。
<ロメインレタスのシーザーサラダ>
これは、最初にサラダを食べることで、デザートを食べる罪悪感を消してくれるあなたの優しさ。
<カマンベールチーズとキノコのアヒージョ>
これは、チーズ好きの私として。
「食べれるかな」
私は、言った。
あなたは、私の言葉の意味を理解してくれた。
「私の食べれるかな」という意味は、「もっとメイン料理を」という意味ではない。
「パンケーキは、どれくらい食べることができるかな」
という意味。
あなたは、男性としては、少なめのメインの品数。
事前に、段取りを考えてくる男性なら、ムッとするところ。
あなたは、少なめにオーダーしてくれた。
「食べれるかな」
という言葉の意味を、理解してくれるあなた。
冒険を、予感した。



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