#936 気づく人が、現れた。
あなたの面白がり方が好き。
あなたと、博物館のミュージアムショップ。
入っていきなり、お土産を買う。
お支払いのカウンターで。
「あっ」
あなたは、カウンターで、何かを眺めていた。
「このレジ、いいですね」
レトロな、レジだった。
キーボードが、タイプライター式。
金額が、フラッグ式に、トップに飛び出す形。
しかも、木製。
お支払いは、端末。
そのレジは、博物館の展示品だった。
「カウンターに、あってますね」
傍らで、ニヤニヤ笑っている人がいる。
館長さんだった。
「ということは……」
「そうです」
館長さんが、ニヤニヤしていたのは、気づく人に出会えたことだった。
ここでもう大勢の人がお支払いをしている。
その時に、レジやカウンターに気づく人は少ない。
というか、あなたが初めてだったかもしれない。
これみよがしな説明もしない。
気づく人は、気づく。
気づかない人は、気づかない。
カウンターの幅があっていたのは、もともとセットだったから。
イングリッシュパブで実際に使われていたものだった。
角のすり減りは、多くのゲストがもたれていた証だった。
カウンターの上部のグラスホルダーは、この後、3階の展示室で、出会うことになる。
そう。
私たちは、まだ展示室に入っていなかった。
展示は、展示室に入る前から、始まっていた。
それに気づかない人もいれば。
気づくあなたもいる。
私は、知識はないけど、面白がっているあなたを見るのが、好き。





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