#961 自由に、させてくれる。
あなたの自由が好き。
今日は、あなたと、ビュッフェ。
秋は、スイーツが、盛りだくさん。
サツマイモ、栗、かぼちゃ。
ついつい、スイーツに、目が行く。
「まず、スイーツからでもいいよ」
なんと。
いいの。
気になるスイーツを、1個だけ先に食べたいなと、思っていた。
でも、それは、お行儀が悪いと言われそうで。
紳士のあなたと一緒なのに、申し訳ないと我慢していた。
「自由」
自由か。
ビュッフェは、本来、自由なもの。
コース料理の順番に従わなければならない決まりはない。
食べたい者から食べてもいい。
知らなくて、しているわけではない。
そう、これが紳士。
マナーがきちんとわかっている。
わかった上での、はずし。
あなたが、紳士でいてくれるから、私は、自由になれる。
あなたが、オドオドしていたり、横柄だったら、最初にスイーツを取ったら、私は知らないお子様になってしまう。
スイーツの後は、すきしゃぶと、目があった。
本来は、締めに持ってこなければいけない。
「二人分、お願いします」
あなたが、頼んでくれた。
あなたも、つきあってくれる。
そうなると、恥ずかしくない。
そして、あなたが、ご飯を持ってきてくれた。
まさか。
あなたは、ご飯の上に、すきしゃぶを、かけた。
つくだくのすき焼き丼になった。
あなたが、先にしてくれたので、やりやすくなった。
やりやすくしてくれた。
はしたないからと、説教なんてしまい。
美味しい食べ方を、あなたは、教えてくれる。
あなたは、自由を、私にくれた。