#992 独り言の、気持ちいい。
あなたの「気持ちいい」が好き。
あなたと、ベッドの中。
あなたの腕の中に、くるまる。
「気持ちいい」
そう、気持ちいい。
あらっ?
今、
「気持ちいい」
って、言ったのは、私?
言ったのは、あなただった。
あなたは、私の気持ちを代弁してくれたの?
それも、ある。
それだけではない。
ひょっとして、あなたも、気持ちいいのかしら。
私が、気持ちいいのは、当たり前。
天国の腕の中にいる。
あなたも、気持ちいいの?
だとすると。
こんなに、嬉しいことはない。
そうだ。
あなたは、私と、ベッドの中で、いっぱい
「気持ちいい」
を言ってくれる。
私も、気持ちいい。
あなたが、言ってくれると、もっと気持ちよくしてあげたくなる。
私の気持ちよさも、ますます大きくなる。
あなたと「気持ちいい」を共有する。
「気持ちいい」
を、口に出せる男性は、貴重。
「気持ちいい?」
と聞かれると、がっかりする。
あなたは、
「気持ちいい」
を、堂々と口に出す。
しかも、気持ちが、こもっている。
私に言うのではなく、独り言として、漏れてしまっている。
「気持ちいい」
その言葉で、私は、いってしまった。