いよいよ4月から電力自由化スタート。どこが一番お得?
日本は1950年の電気事業再編以来、民力電力会社が各地域に1社ずつ合計10社あり、各地域でほぼ独占的供給を行ってきた。それにより電気料金を他社と比較して選ぶということが難しかった。そして、2016年4月から全国各地の決まった電力会社ではなく、個々の家族世帯ごとに最適な会社から選んで購入できるようになる。電気料金によって自分で電力会社を選ぶという希望が持てる時代がきたのである。
しかし、この政策で電気の小売に新規参入する企業自体が増え、今年2月の時点で全国168社にも登る。熾烈な電気料金の価格競争のなかで、我々消費者はどのような電力会社と契約すれば「お得」なのか。本書では主要10社の料金プランを比較しそれぞれの「お得」な特徴をわかりやすく解説している。電力自由化となった背景とは? 電気料金が下がる理由とは? 新電力各社のサービスと乗り換え方とは? あなたの「知りたい! 」ニーズにお答えします。
みんなの感想
◆素人でもよくわかる!
タイトルの「お得」という言葉にはとても惹かれて読んでみようと思いました。最近、新しい電力プランについて葉書やメールで案内がきます。でも正直どの会社も・・・まあ当たり前なんですが「うちの会社が一番お得! 」とアピールしてくるだけです。結局、何を基準にしたらいいのか悩んでいました。こういう中立的な立場でまとめた本は自分のような素人が時間をかけて、付け焼刃な知識をつけて悩んでしまうより、効率的です。読んで良かったと思いました。
◆新しいことにチャレンジするきっかけに
東日本大震災と原発事故。あのときの停電と恐怖体験によって、電気はあって当たり前のエネルギーじゃなかったんだと気付かされました。今までの自分だったら新しいものにチャレンジする不安に悩むよりも今までのところでいいか、と妥協してたと思います。でもただ安いだけじゃなく、停電の予防策がしっかりしていたり、買い物に使えるポイントが付いたりする。本当に「お得」なんだと安心しました。夫と相談しながら楽しく検討できそうです。