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『火星の人』【電子書籍】

『火星の人』【電子書籍】

著者 ページ数 クチコミ評判
アンディ ウィアー (著)、小野田和子 (翻訳) 592ページ ★★★★☆

映画『オデッセイ』の原作 一人火星に生き残った主人公は地球に帰還できるのか!?

ポジティブな人間はいる。しかし、ここまでポジティブすぎる人間は前代未聞なのではないだろうか。
主人公は植物学、機械工学を専門とする宇宙飛行士である。NASAのプロジェクトにより火星に調査に行ったものの、アクシデントにより負傷し仲間とはぐれ、挙げ句の果てには一人、火星に取り残されてしまう。通信手段もなくまさに絶体絶命、という状態からストーリーは始まる。限られた資源と時間の中で、彼は生き延びるために必要な物を確保する戦いに一人挑んでいく。
震災や戦争における突然死の6割は心臓に由来するという。その原因は飢餓や病気、負傷ではなく精神的なストレスだ。ストレスが急速に動脈硬化を引き起こし、死に至る。火星という究極のストレス状態のなかで、彼のポジティブ思考が生み出していく生き残るためのアイディアとは?
著者のアンディ・ウィアはアメリカ合衆国の小説家である。コンピューター・サイエンスが得意分野であり、ソフトウェアのプログラマーでもある。本作は自身のウェブサイトでの連載をまとめたものである。Kindleにて出版後3ヶ月で3万5000ダウンロードされる大ヒット商品となった。また、『オデッセイ』として映画化され、現在日本でも公開中である。本作はSF作品ではあるが、著者の科学的な思考や発想力が存分に発揮され、現実的で説得力がある作品に仕上がっている。

『火星の人』 みんなの感想

◆自分を救うのは、自分

アメリカナイズな文章に最初は面食らいましたが、すごく面白かったです。次々と起こるトラブルにハラハラしてしまい、続きが気になってどんどん読み進めてしまいました。しかしどんなことが起こっても主人公の持ち前の明晰さとユーモアにはただただ感動しました。どんな状況であってもあきらめない。しかも歯を食いしばって耐えるのではなく自分を信じて進んでいく姿勢。リスクがあっても行動していく勇気と決断力。まさに自分を救うのは自分なんだと思いました。

◆本当の豊かさを知りました

普段生きていると何もかもが当たり前になってしまいますが、地球は本当に恵まれた場所なんだなと実感しました。人間が普段生きていくために必要な酸素、水や食料、排泄物・・・。なにも考えなくても手に入り、処理されている。何気ない日常にこそ豊かさがあるんだと気付きました。そして登場人物がみんな精神的に豊かで思いやりがある。私だったら火星に一人置いて行かれた時点で誰も恨まずに、しかも相手は悪くないと思えるだろうかと考えさせられました。




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