コーマック・マッカーシーのチャイルド・オブ・ゴッド(電子書籍)のレビュー「六田登」推薦

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 六田登先生 推薦!
圧倒的に美しい自然描写。これは現代の「ヨブ記」だ。

チャイルド・オブ・ゴッド【六田登先生 書評】

著者 ページ数 クチコミ評判
コーマック・マッカーシー 141ページ ★★★★☆

六田登先生 書評

マッカーシーの自然描写が圧倒的に美しいのは、そこに善悪の入り込む余地がないからだろう。

存在という営みのみに作者が向かう眼差しは、人物描写でも同等であり、だから「チャイルド・オブ・ゴッド」の殺人者も野生動物のように美しい。

いや、それだけでは僕は小説を読まない。
僕には善もあり悪もある。喜怒哀楽の感情や、社会という構造の中で、のた打ち回っている。

そして僕は必ず発見する。
人が継ぐべき希望の灯火ようなものを―彼の全ての小説の中に…。

 

そうだ僕にとって彼の小説は、現代の「ヨブ記」だ。

 

六田登
漫画家
 1978年「最終テスト」で第1回小学館新人コミック大賞、特選。以後、少年サンデー「ダッシュ勝平」「その名もあがろう」「陽気なカモメ」1985年ビックコミックスピリッツ「僚平新事情」「風炎」「F」「ヤングマン」ヤングサンデー「TWIN」「ICHIGO」ビックコミック「海が鳴くとき」「獅子の王国」週刊モーニング「頼むから静かにしてくれ」漫画アクション「リターン」「歌麿」「キュラ」その他―。
 40年を経て多くの作品がある。「F」で36回小学館漫画賞。京都精華大学特任教授を退任後、デジタルプラットホームに情熱を燃やす。



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