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怪奇四十面相 江戸川乱歩・名作ベストセレクションⅡ(3)【電子書籍】

怪奇四十面相 江戸川乱歩・名作ベストセレクションⅡ(3)【電子書籍】

著者 ページ数 クチコミ評判
江戸川乱歩 155 ★★★★★

「怪人二十面相」シリーズの名作

日本の推理小説作家の先駆者・江戸川乱歩が世に送り出した作品の中から、選び抜いた名作をシリーズ化。今作の「怪奇四十面相」は、1936年に執筆された少年向け推理小説の「怪人二十面相」シリーズの第8話目にあたります。

怪人二十面相は、名探偵・明智小五郎に正体をつきとめられ逮捕された。厳重な監視下に置かれた怪人はさぞや打ちひしがれていることと思いきや、自らを「四十面相」と改名し、更なる大事業に乗り出すと新聞記事で宣言して世間を驚かせる。
その後、四十面相は拘置所からの脱出を成功させると、様々な変装と魔法を繰り出して警察を欺いていく。怪人はこの先、意のままに大事業を成し遂げてしまうのか―
そこに立ちはだかったのは、名探偵・明智小五郎の助手・小林少年だった。天才的な洞察力や観察眼を駆使して四十面相を窮地に追い込んでいく小林少年。この戦いに勝利するのは一体どちらか?! 世紀の怪人が狙う“黄金どくろ”の秘密とは?!

みんなの感想

◆これが江戸川乱歩の世界観か…

推理小説好きでありながら現代作品を読むことに終始して、江戸川乱歩を読んだことがなかったのでベストセレクションから読んでみることに。最初は独特の言い回しに読みづらさを感じたが、先へ進むうちにその世界観に入り込みハマっていった。
「読者諸君、これはいったい、どうしたことでしょう」
「読者諸君、このわけがおわかりですか」
など、読み手への語りかけが頻出する点は、小林少年と組んで共に四十面相を追っているような感覚が盛り上がるのに効果的だと感じた。ジュニア向けに出された作品とのことで納得だが、大人でも楽しめる要素は多い。クセになりそうな作品だ。

◆「やっぱりそうか!」と何度も気付けるおもしろさ

ラストに向けて多くの伏線が張られていくのではなく、「不思議」と「種明かし」の小さな謎解きが繰り返されるリズムが楽しいです。難解な謎解きではないので、自分で解き進めてる!という優越感すら覚えます。巧妙な仕掛けにラストで驚かされるような小説も好きですが、このようにシンプルな作品を純粋に楽しむのもいいですね。老若男女にオススメできる一冊です。




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