#140 思い出すのが、好き

 あなたの「妄想日記」を、思い出すのが、好き。
 読むのも、もちろん、好き。
 お昼休みに、読んでしまうと、大変。
 仕事中に、思い出してしまう。
 でも、それが好き。
 何度も、何度も、思い出す。
 見ないで、思い出す。
 ときどき、読み返してみる。
 そうすると、思い出していたのと、少し違っていることに気づく。
 思い出しているうちに、お話が変わっていく。
 それも、好き。
 そんなことも、あなたは、計算して書いているにちがいない。
 思い出すたびに、お話が成長する。
 読み返すたびに、お話が膨らんでいく。
 さっき読んだ時と、修正されたんじゃないかと思うくらい、どんどん膨らんでいく。
 バックナンバーに至っては、まるで変わってしまっている。
 それが楽しい。
 夜、ベッドの中で思い出すのも好き。
 もう仕事中じゃないから、思い切り、堪能できる。
 あなたの腕の中で、思い出すのも、好き。
「最近のでは、何がお気に入り」
 とあなたに聞かれる。
 今度、会ったら、これが好きっって言おうと思っていたのに。
 思い出せない。
 なんだっけ、なんだっけ。
 なんか凄くいいのが、あった。
 今度、それをしてもらおうと思ってたのに。
 思い出せない。
 そのむずがゆさが、好き。
 いい夢を、思い出すみたいな。
 あなたにしてもらってる時、思い出した。
 そう、これ。

 

~次回は1月4日(月)更新予定です~



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