#143 一生してる予感
あなたの「一生」が、好き。
あなたに会うまで、「一生」っていう言葉は、知ってるけど、ホントにあるとは思ってなかった。
おとぎ話の中の、空想上の動物みたいなものだと思っていた。
でも、あなたと出会って、「一生」は実在することが、リアルにわかった。
「一生、一緒だよ」
あなたの「一生」という言葉は、リアル。
長く感じないのが不思議。
「後で、会おうね」というくらい、リアル。
あなたに会うまでは、「一生」って、どうやって証明できるのかしらと、疑っていた。
「一生」が、凄く長く感じられた。
そんなものは、あり得ないと思っていた。
「一生」という言葉が、うさん臭いと思っていた。
決して、嫌いだというわけではなかった。
むしろ、最高に望んでいた。
だからこそ、軽々しく「一生」という言葉を使いたくなかっただけ。
今、あなたの腕の中にいる。
「一生」こうしていたい。
「一生」こうしているような、気がする。
根拠のない、予感がする。
「一生」は、実在した。
あなたの「一生」は、死ぬまでじゃない気がする。
死んでも、続く。
生まれ変わっても、こうしている。
来世も含めて、一生こうしている感じがする。
あなたとの3秒間のキスの中にも、「一生」を感じる。
あなたとの「一生」が、リアルで好き。
~次回は1月15日(金)更新予定です~