#151 優しさという拷問
あなたの、Sなところが好き。
Sどころじゃない。
ドSなところが、好き。
あなたの、優しさが好き。
あなたのSの道具は、ムチじゃない。
優しさが、あなたのSの道具。
少しの優しさなら、うれしい。
でも、物足りなくない。
あなたの優しさは、度を超えている。
最初は、「なんて、優しい人なんだろう」と思った。
そして「優しすぎる」に変わった。
やがて、気づいた。
あなたは、優しさの拷問をしている。
してくれている。
あなたの優しさの拷問の快感を知ってしまった。
最高の拷問は、優しくすること。
いじめることじゃない。
あなたの優しさが拷問であることに気づいた時には、もう手遅れ。
離れられなくなっている。
優しく拷問するのではない。
優しさ自体が、拷問になっている。
あなたのSは、サービスのS。
ただの優しさは、つまらない。
拷問になるくらいの優しさが、好き。
優しくしてもらっているのに、痛気持ちいい。
支配されたくなる。
あなたは、支配しようとしていない。
私からすすんで、そんなあなたに、支配されたくなっていた。
~次回は2月12日(金)更新予定です~